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ブラックホール解の内部解の非一意性?

ブラックホールに吸い込まれると、主観視点では有限の固有時間ののちspacelike singularityにぶつかると言われている。これはSchwarzschildの外部解をKruskal座標を使って延長して求められた結果である。しかし、このspacelike singularityというのは物理的な解釈としては変、というかありえ無さそうに私には見える。

あと、Kruskal解のペンローズ図はもとの宇宙が右側だとしたら、左側から別の宇宙が繋がっている。しかしこれも物理学としては不健全な感じがする。

しかし微分方程式の解は一意なのでこれで仕方がないと思っていた。でもそうでもないのではと思えてきた。

例えば普通のflat時空の電磁場などでよいけど、一点から出た波の解が一意というのは、他のlightconeからの影響がないという条件の話だ。同じようにKruskal座標のブラックホール内部の部分は、外部からみればこれも一つのlightconeであって、内部に重力のソースがあればこの部分の解は変更される。

言い直せば、事象の地平は内側から見てもlightconeであって、内側にソースがあれば解は変更しうる。実際ブラックホールでは内部にソースがあると考えた方が自然ではないだろうか?なぜならcollapsing starの表面をみながら観測者がブラックホールに飛び込んだとする。観測者の固有時間では有限時間で事象の地平を超える。そのとき、まだ目の前には小さな半径でcollapsing starの表面が見えているはずである。そしてそれは重力のソースであるはずだ。ならば内部解は変更されない方がおかしい。

相対論には詳しくないし、物理ってちょっと間違えることは良くあるんで、びくびくなんだけど。どうだろう。
一般相対論に詳しい人に教えを乞いたいです。

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