論文の捨て方
置き場所にも困ってきたので少し前に論文を少し捨てた。失敗からポイントを学んだ。
つまらない論文をすてるのではなく、時間を掛けてない論文を捨てるべきだ。
特に今まで知らなかったトピックに初めて取り組んだ時に多いのだが、最初のころ一生懸命読んだ論文の中にはしょうもないクズもかなり混じっている。しかしこれをクズだから捨ててはいけない。
「バカだな、XXなんだから」とか思った理由のXXの方が思い出したい時があったりして、捨ててから「しまった」と思ったりする。つまり論文を保存することは読んだ間の思考を保存することなのだ。
忘れていても、紙の汚れ具合、書き込み、ホチキスのゆるみ具合などがどれくらい時間を掛けたかの手がかりになったりする。読み返せば思い出すことも多い。
また、ちょっと離れた図書館へ行ってコピーしてきたとかの入手に手間を掛けた論文も捨てない方がいい。
一方、有名な論文であっても「あとで読もう」とか思ってプリントアウトしただけのような論文は捨ててもなんの差しつかえもない。
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Comments
こんにちは、文系なので数学あまりできませんが、哲学的なお言葉にインスパイアされるので拝読しています。先日関連記事を書きましたのでTBさせてくださいませ。
http://blogs.yahoo.co.jp/nietzsche_rimbaud/37213305.html
http://blogs.yahoo.co.jp/nietzsche_rimbaud/39018975.html
Posted by: jenny | August 22, 2006 09:09 PM